自閉症と赤ちゃんの基礎知識

自閉症とは、先天性の脳機能障害と考えられています。これには複雑に遺伝子的な原因が絡み合っているとするのが現在の医学界の見方となっています。
つまり、自閉症が育った環境、親の教育などの結果として発症する事は無いという事です。このあたりは誤解を招きやすい部分ですから理解しておくといいでしょう。
もともと自閉症が遺伝子異常からなる脳機能障害とする説はフランス国立医学研究機構から発せられました。但し、遺伝子の世界は未解明な部分も多く、全てが遺伝子異常で説明できるわけではないともされています。
また、あくまで一説ですが、40歳を超える父親の新生児が自閉症を発症する割合は、20代の父親のケースの実に6倍という調査結果もあります。

自閉症と赤ちゃんの症状

自閉症の赤ちゃんを考える時に、まず理解して頂きたいのは見極めは簡単ではないという事です。赤ちゃんにも個性があります。その個性の部分を過敏に看取って自閉症を疑うのは得策ではありません。
1)視線:赤ちゃん他人や物への関心の表れは視線で表現される事が多いすね。視線を合わせないというのは一つの自閉症の可能性信号です。
2)笑い:赤ちゃんに限らず、自閉症はコミュニケーション障害です。相手からのメッセージに対して、笑いで応えるという基本的な動作ができない場合も可能性信号といえます。
3)過敏:光や音といった要因に対して過敏に反応するのも自閉症の可能性がありそうです。もともと赤ちゃんは光や音に敏感ですが、自閉症の場合は「過敏」に反応するようになります。

自閉症と赤ちゃんと個性

自閉症と赤ちゃんを考える時、個性の存在は無視できません。未発育とはいえ、赤ちゃんも人間です。当然に個性があります。その個性として「無表情」だったり「言葉を発する回数が少ない」という場合も当然にあるわけです。
何かマニュアルのようなものがあって、赤ちゃんがその通りに育っているか確認できるような便利な仕組みが無い以上、自閉症を疑う前に、個性ではないかと考えてあげる心も必要ではないでしょうか。
赤ちゃんの自閉症は産後直ぐに発症する(認識できるレベルになる)わけではなく、概ね18ヶ月目以降と言われています。ですから、2歳になってもまだ自閉症と疑われるような状況がある場合には専門医にかかる事をお奨めします。取り越し苦労に終わればそれでいいわけですし、仮に何か発見されても早期に対応を進めることができます。

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